Stella Maris (Apostleship of the Sea)  - Stella Maris (AOS) 東京



AOSTOPICS


ご無沙汰しております。ようやく涼しくなりはじめてホット一息つける季節になりました。
緊急事態宣言解除後でも新型コロナウィルスによって生活の様相が一変している昨今ですが、皆様どのようにお過ごしになられているでしょうか?
東京港は首都圏の物流の要として、今現在も機能しています。


そこでは船員も港湾で働く方もウィルス対策に万全を尽くして私達の日常を支えるための物資を運んできてくれています。
未曾有の危機の中ですが、みなさんと一緒に乗り越えるため、我々AOSも船員のために何ができるかを考えています。

船を訪ねる際もマスクを着用しソーシャルディスタンスを確保しながら活動しています。
写真も少し寂しい感じになってしまいました。




さて、みなさんもご承知かと思いますが、インド洋のモーリシャスで日本の貨物船が座礁し大量の重油が流れ出た事故が起こりました。
地元紙によれば、事故の原因の一説にインターネット回線への接続のために島に接近したとの報道があります。
事故前に船員の誕生日会を開いていたとも伝えられており、船を預かる船長や船主は重い責任を問われます。
ですがこの事故の核心部分は他にあります。
新型コロナウィルスによって船員の船に乗務する時間が大幅に超過している背景があるのです。
さらに寄港先での船員の自由が制限されていたり医療機関への接続を拒否されたり、船員を取り巻く労働環境の悪化は極めて深刻な状況に置かれています。


国際的な取り決めで、船員の乗務期間は連続11ヶ月までと決められています。
これが新型コロナの影響で守られていないケースが多発していて、おおよそ30万人以上の船員が労働超過に置かれています。
中には17ヶ月以上という報告もあり、今まさに危機を迎えています。
11ヶ月ですらひどく長い期間の拘束です。
その間家族と会えない、気の安らぐ場所で余暇を過ごせないわけですから精神的な圧迫は想像が及びません。
船員は我々の生活を確保するため、献身的に働いています。


ネット接続できれば家族と会話できる。船内で誕生日を祝えれば皆のモチベーションを回復できる。
船上労働の中、レクリエーションが招いた重大な事故ではありますが、背景にはそんな労働状況の劣化があることを我々は考えなければなりません。
新型コロナの影響如何に依らず、船員という職業の労働環境の改善こそこういった事故を防ぐために必要だと広く伝わってほしいものです。

AOS東京はこれからも海で働くすべての人を支援してまいりたいと思います。



今日はもう一つお話があります。
AOSは、今年10月4日、創立100年を迎えます。
創立地のスコットランド、グラスゴーで予定されていた世界大会は、まさにコロナウィルス感染症のため来年に延期されました。
船員たちの困難な現状に合わせ、世界中のAOSに関わる全ての人と共に意義深いこの記念日を祈りのうちに過ごしたいと思います。
また今回、AOS(APOSTLESHIP OF THE SEA)という名称もSTELLA MARIS -ステラマリス- (ラテン語で「海の星」の意) に、ロゴもより時代に合わせたものへと変わりました。

もし、AOSの活動に興味を持たれましたら、ボランティアや寄付をしてみませんか?
船を訪ねてみたいという気軽な気持ちで参加してみると面白い体験ができます。
どの船も快く迎えてくれますし、AOSスタッフがサポートしますので安心して参加できます。

まずは、こちらをご一読ください ボランティア募集

 

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