AOS Tokyo  - APOSTLESHIP OF THE SEA TOKYO



船員を訪ねて2015/08

今日は果物です。
東京港はバナナの運搬船が寄港していました。
この写真は大井青果埠頭で、果物が専門の埠頭です。

皆さん、果物は食べていますか?
今日この8000トンという巨大な船で運ばれてきた果物は、なんと合計約2300トン!
船の中には数えきれないバナナが入ってます。
これが東京だけでなく、神戸、博多を経由して私達に美味しいスィーツを提供しているんですねぇ。
熱い日なんかはバナナのスムージーとか冷たく頂きたいですね!

この会社にはこの"巨大な果物の城"が4隻あって、週に何度も来ています。
もちろんこの会社だけじゃなく、いろいろな船会社の船が多種多様な食べ物を東京に運んでくれます。
これだけ大きな船が何度も何隻でも運ばないと日本の食を維持できません。
港湾で働く人、船員、船を支えるいろいろな人彼らの存在なしでは、我々は食べ物すら手に入らないそんな重要な仕事がここにはあります。

ちなみにこの船はフィリピンのダバオから来てます。
他にもニュージーランドからのキーウィを積んだ船が寄港していていました。
ちょうど港湾で働く人たちはお昼休みだったので、積み出し作業はなかったのですがカンカン照りで岸壁は炎天下でした。
そこで、気になりますよね?中のバナナ達!
せっかくのバナナが腐っちゃう??
いえ!大丈夫です!
この船は冷蔵庫な?船なんですね。
船自体が巨大な冷蔵庫を持っていたり、コンテナが冷蔵庫になっていたりする船なので中身はフレッシュなままなんです。
写真の船の真ん中辺に果物を積んでくる冷蔵庫のようなスペースが見えますね。
船の奥深くに積まれていて、エレベーターのようなリフトで箱詰めのまま出てきます。
例えるなら船のクール宅急便ですね。
船長の話だとバナナは13.3℃、パイナップルは7.2℃だそうです。
コンマ1の単位の細かい温度設定がいる精密でデリケートな積み荷です。
どおりで果物が美味しいわけですね!


今日も船員の皆さんにお会いしました。
この船の船員はスリランカ、フィリピン、ウクライナと世界各地から集まっています。
国籍のるつぼです。この船以外でも同じ会社にはバングラデシュやイギリスの方も船員として乗り込まれているそうです。
一つの船に多様の人間が携わるというドリームチームのようです。
そこでの話題は季節柄、台風の話題で持ちきりです。
日本に来るたびに台風に遭遇するそうです。さすが台風銀座日本です。
逆に言えば、危険な航路ということです。
いくら船が大きくても台風の最中を航行するのは非常に危険です。
風は吹きすさび、波は四方からやってきて高い波になり船を傷つけたり積み荷に損害を出したり最悪転覆してしまいます。
船長や船員はそれを熟知しているので迂回航路をとったりして最悪を防いでいます。
経験と知識がなければ船乗りはできないんですね。
この季節だけでなく冬期も海は荒れるのでとにかく日本への航路は大変だそうです。
荒波の中を、我々のために食べ物を運んでいるわけです。
改めて大変な職業なのだと実感する話でした。

私達の食を支える大変な仕事に感謝したいと思います。

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